知らない風の吹く街

「えっとじゃぁ次に就職について～。」

そして。


「みんな、おめでとう！！
　情報科入れて、しかも女子大で、
　君たちの人生は薔薇色やな！！
　よかったなぁ～、特に生物から回されてきた人～。」

「そ、そんなに就職いいんですか？」

「うん。」

そして今年情報科に来ている推薦枠を、
上級の社名をつらつらと指折り語りだす。。。


た、確かにすごい･･･。
しかもその募集人数全部足したら、
ココにいる人数の３分の２はあるよー････

「他にも名前知ってるようなトコたくさん来てるよー。」

「おぉ～。。。」

「オレの推薦あったら絶対行けるワｗ　ﾊﾊﾊｯ」

「あ、でも大変なんですよね？」

「あたり前やん。
　その分、他の学科なんか
　比べ物にならないくらい大変やでー。
　さっきも言ったやろ～？」


･････････････orz

そして後に聞かされる。。。
その就職は全て大学院を出た人の事というコトを。。。

「大学院行かな、全く意味ないで～♪」









「んじゃぁ最後に職員紹介～。」


スクリーンに映されたパワーポイントから、
映画のタイトルの如く、ズームアップで現れたのは、
度アップの顔と名前。

「Ｏ先生です。」

ちなみにバックは宇宙。


全員声を出せないほど爆笑。。


「ちなみにこの先生は
　名前を覚えようと努力するけども
　結局覚えられません。」
　　　:
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　　　:
「次は････通称、のび太君。」
　　　:
　　　:
　　　:
「次は･･･････オレやね、はい次！！」
　　　:
　　　:
　　　:
「次はＳ君。
　彼は普段はいい人なんやけどねー。
　お酒が入ると泣き上戸になります。
　研究室に配属されたりして、
　お酒を一緒に飲む羽目になったときは
　気をつけて下さいー。」
　　　:
　　　:
　　　:

そして･･･。


「次はＴ君！」

ざわつく室内。
それもそのはず、この先生の受け持つ授業の名前･･･
それは･･････

オタク概論

や、ヤバイ！！Σ（￣■￣;）


「えー、彼は正しくオタクです。」

わぁっ、正に正しく！！！

「彼の前では
　スタートレックの話は禁物です！！
　５時間はつき合わされます！」

それに爆笑！･･･････したのはウチを含めて５人･･･。


み、みんな『スタートレック』を知らないのか･･･っ！！？
ちょっとショックや･･････